再度請求されるケース

疑問

「以前不倫相手の奥様に慰謝料を支払ったのですが、また慰謝料を請求されてしまいました。
私は今回も慰謝料を支払わなければいけないのでしょうか?」
というご相談が当事務所によく寄せられます。

お話をお伺いしますと、再度慰謝料を請求される理由は大まかに以下のいずれかに分けることができるようです。

  • (1)慰謝料を支払った後に再度不倫関係になってしまった
  • (2)以前支払った慰謝料ではやっぱり足りないと言われた

再度不倫をしてしまった場合

上記(1)のように、一度慰謝料を支払ったものの、その後に再度不倫関係になっていまった場合は、基本的にはその請求を甘んじて受け入れるしかありません。

つまり、再度慰謝料を支払わなければならないということです。

慰謝料

なぜなら、以前に支払った慰謝料は、あくまでも慰謝料を支払うまでの被害者の精神的損害に対するものであって、そこまでに関しては被害者の精神的損害は賠償済みであります。

しかし、以前に慰謝料を支払った以降の不貞行為に対しては、いまだ賠償されていないからです。

なお、以前に慰謝料を支払って以降は、夫婦とは名ばかりであって、その夫婦の婚姻関係は破綻しているのであれば、それ以降の慰謝料を支払う必要はありません。

例えば、離婚の条件を具体的に話し合っている、離婚に向けて完全に別居しているなどの事情がある場合です。

足りないと言われてしまった場合

問題は上記(2)のように、以前支払った慰謝料では足りないと請求してきた場合です。

不倫相手の配偶者から慰謝料を請求され、一度は要求額を支払ったとしても、再度(あるいは何度も)慰謝料を請求されることがあるのです。

例えば「不貞行為の慰謝料として、金100万円をこの口座に振り込んでください」と内容証明郵便などが送られてきて支払ったとします。

それにも関わらず、後日「先日振り込まれた100万円は慰謝料の一部であって、もう100万円を1週間以内に支払ってください」という要求をされることもあります。

このような場合、慰謝料請求者の言い分としては「以前受け取った慰謝料は、私の精神的損害を慰藉するための金銭の一部であってまだ足りない」ということになるでしょう。

また、慰謝料を支払った人の言い分としては「あの慰謝料を支払ったことで全て終わったはず」ということになるでしょう。

裁判所

このように、お互いの認識が違う以上は、最終的には裁判所の判断を仰ぐ以外にはありません。

そして、裁判所が以前に支払ったものは慰謝料の一部と考えれば追加で支払う必要があります。

一方、裁判所が以前に支払ったものが慰謝料の全部と考えれば支払う必要はありません。

しかし、仮に追加で支払う必要がないという判決を得たとしても、それを得るために莫大な時間と費用がかかるのです。

これはどう考えてもあほらしいですよね。

予防策

疑問

上記(2)のように「一度慰謝料を支払ってもそれだけでは足りないと再度慰謝料を請求された」というような事態を招いた原因は何なのでしょうか?

そもそも、再度請求されたとしても、その請求を突っぱねることができるのであれば、何の問題もありません。

ということは、再請求を突っぱねることができるように予防していなかったことが原因です。

示談書

具体的には、以前慰謝料を支払ったときに示談書を作成しなかったことです。

あるいは、仮に作成していたとしても内容が穴だらけであったことです。

よって、上記(2)のように一度不倫の慰謝料を支払っても「足りない」などと再度請求されるような事態を防ぐためには、示談書を取り交わした後に慰謝料を支払うという順序にするべきです。

ただし、いくら示談書を取り交わしたとしても、その内容が穴だらけであるならば、再度請求される危険があります。

そこで、慎重に間違いのない示談書を作成する必要がありますし、解決にかける予算にもよりますが、弁護士や行政書士等に作成を依頼されたほうが安心でしょう。

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